3.24.2016

山と高原地図「木曽駒・空木岳」のルートが更新された模様


ヤマレコのヤマプラを見ると、空木岳の池山尾根の登山ルートが更新されたようだ。
昨年迷ってまったヨナ沢の頭〜大地獄までのルートが、ほぼ正しい夏道ルートになっている。
ヤマプラの元図は昭文社の「山と高原地図」なので、紙地図の方も変更されているのだろう。
※ちなみに国土地理院の地理院地図はまだ更新されていないみたい。


現在のヤマプラ「木曽駒・空木岳」より。

ただ重箱の隅を突くようだけど、微妙に違うかも。

上図によると、ヨナ沢の頭でルートが尾根から逸れ、
南斜面をトラバースして小地獄に向かっている。←下山時の話ね

僕らが昨年残雪期に下山したときの感覚だと
ヨナ沢の頭よりやや手前(空木側)で尾根を離れトラバースした感じだった。

まあ、おおむね合っているのでさほど問題はないと思うけど、
下山時にヨナ沢の頭を越えてしまったら、
そこから先は夏道ではなく冬道と認識した方がよい。
※積雪期は、ヨナ沢の頭から南斜面にトラバースすると危険な場合もあるので
 尾根上をトレースすることが多いとのことだ。←そのルートが冬道ね





↓間違っておりましたorz(03.26追記)
ルートは夏道にほぼ修正されているようだけど、
大地獄と小地獄の位置は微妙に間違ったままだ。
赤字(拙加筆)が正しい位置になる。
※もし間違ってたら指摘してください<(_ _)>


残雪期を迎えるにあたり、夏道と冬道が混在しているとき
僕らのような間抜けな道迷いをしなくて済むよう記事にしました。
以上、ご参考までに。


(03.26追記)

チト気になったのでいろいろと調べたところ
「日本アルプス登山ルートガイド」に以下のような記述があった。

<以下抜粋/改行は筆者>
大地獄と呼ばれるやせ尾根に入ると、それまでの登山道とは一変し、
急峻で狭い尾根道の為、転落、滑落事故が多発している様です。
何か所にも階段が設置され、登山道沿いには安全確保用ワイヤーが取り付けられています。

橋を渡り右側から巻き終わると核心部です。
崖側に滑落しないように鎖が付けられた岩場をやり過ごし、
階段を上った所が、このコースで最も長い(約7m)、約50度の鎖場です。
高度感はあまりなく、スタンスは十分あるのでさほどの難しさはありません。

大地獄を過ぎると小地獄と呼ばれるトラバースです。
南側をトラバースする箇所には手すりが付けられ危険な所ではありません。

小地獄を過ぎた所が迷い尾根です。
「迷い尾根」と名前にありますが、ほぼ直角に曲がる通過点です。
<抜粋終わり>

ということは、
・大地獄  → 階段と鎖場があるところ
・小地獄  → 鎖場を抜けたトラバース
・迷い尾根 → 小地獄のトラバースを過ぎた直角に曲がるところ
になる(上図参照)。

僕は以前、大地獄が階段のあるところで、小地獄が鎖場なんだと勝手に思い込んでいた。
「階段よりも鎖場の方が危険なのに、なんで大/小逆なんやろ?」とは思っていたけど、
そこから先は深く考えていなかったんだよね。

トラバースは「小地獄」というほど危険な個所ではないと思うんだけど、
恐らく現在のように橋などが整備される前は、滑落の危険があったのだろう。

ということで、山と高原地図の「大地獄」「小地獄」の位置で合ってます(たぶん)。
関係者のみなさん、どーもすみませんでした<(_ _)>

※ただし「中央アルプス・イラスト山岳マップ」によると

<以下抜粋/文言ママ/改行は筆者>
平成1993年に三代倉田武志救助隊長が二重遭難死亡した沢で、
この事故を契機に道を荒井沢側に起伏のない道に付け替えたが、2001年に崩落があり、
桟橋の手前が崩壊したので大正時代から歩かれていた急峻な太田切川の尾根道へと戻された。
はしごのない時代(大正)現在鎖が設置されている岩盤が
大地獄にづぐ困難な登路のため小地獄と付けられた。
<抜粋終わり> 
という記述があり、同サイト内のイラストマップも、鎖場付近が「小地獄」となっている。
ますます分からない……。


※どなたご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。







3.01.2016

八ヶ岳裏同心ルンゼ

裏同心ルンゼに行ってきた。
ドピーカン&ポカポカ、さらにアイスの状態もよく、サイコーの山行となりましたわ。
F5を越えたあたり